レアル&バルサ 優勝候補の二強
スペイン、リーガ・エスパニョーラに所属するレアル・マドリーとバルセロナは、近年はこの2チームだけでリーグの覇権を争うスペインの二強ともいえる存在です。さらにはその実力からヨーロッパチャンピオンを決めるチャンピオンズリーグにおいても上位の常連で、安定性と実力からいっても世界でも二強ともいえます。
ブックメーカーでは常に優勝候補と予想されているので、オッズは低くなります。
レアルは白い巨人とも呼ばれ、2000年台前半にジダンやロナウド、フィーゴなどを揃えた陣容は銀河系軍団と評され、タイトルを勝ち取ってきました。多額の年俸や移籍金を武器に有名選手を集め、勝利のためならどんなスタイルや監督も迎え入れており、まさに勝利こそが唯一の哲学だといえるでしょう。
対するバルサはレアルが銀河系軍団時代こそ苦戦が続いていましたが、下部組織で育った選手が台頭し、パス主体の攻撃的なスタイルで世界最強クラブの時代を築いていくことになります。さらにライバルのレアルのように、バルサも高額移籍金を払って戦力の上積みをするようになり、クラブ哲学の中に即戦力を加えた陣容で戦うようになりました。
経済的に安定しないスペインにあって、レアルとバルサだけは経済的にも別格の存在として、世界の主役となっています。
バルセロナはネイマールが移籍してしまい、2017年-18シーズンは、攻撃力の低下が懸念されています。ネイマールの代わりとなる選手の獲得は、世界中を探しても難しいでしょう。